ここでは、シェルターって実際どんなに頑丈なのかについて、シェルターの標準的な規格についてご紹介します。
シェルター規格 : (1)耐震強度 水平1.0G、垂直0.5G
(2)風圧荷重 2,824N/u
(3)積雪荷重 2,940N/u
(4)防水性能 保護等級4
まず、最初に耐震強度ですが、耐震強度と言えばどれくらいの地震の揺れに耐えられるかということになりますが、水平1.0G、垂直0.5Gとは人間や建物にかかる瞬間的な力の事で加速度の単位となります。水平1.0G、垂直0.5Gと言っても、これでは判り難いので、簡単に翻訳しますと震度7に耐えうる強度となります。これは阪神淡路大震災や東日本大震災相当の地震でもシェルター内部の機器を破損から守ることができます。
次に風圧荷重ですが、どれくらいまでの風が吹いても耐えられるかということになりますが、2,824N/uではやはり判り難いので、簡単に翻訳しますと風速60m/secの風がシェルターの壁面等に当たっても変形しない強度となります。これは、前項で取り上げた台風13号の最大風速と同じとなります。また、台風の場合など風と一緒に石や枝等が巻き上げられ飛来物として飛んでくる場合がありますが、こんな場合シェルターの外板が薄い金属(アルミ等)の場合は、飛来物で穴が開いてしまったり、凹んでしまうことがあります。弊社の標準シェルターの場合は、外板は板厚が1.6ミリの鋼板を使用していますので、多少の物が当たってもビクともしません。
積雪荷重は、雪の重さにどこまで耐えられるかになりますが、2,940N/uは、1u当たり屋根が耐えられる重量となります。これも簡単に表しますと、積雪1mまで耐えられる強度ということになります。但し、雪の多いエリアには「積雪2m」や「積雪4m」の特殊タイプ等も選べますので、北海道から沖縄まで設置が可能です。
最後の防水性能は、水が入り込むことをどれだけ防げるかになります。この保護等級とは、JISで定められている規格のランクで、雨にぬれてはダメな0級から水没しても大丈夫な8級までのランクがあり、シェルターの場合はその中間の保護等級4級となります。規格によると、4級のレベルは「いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響をうけない」となっています。したがって、シェルターで言えば、実質的にはシェルターの周りが洪水で水浸しになっても、洪水が換気口や電線の引込口まで来なければ、水が中に侵入することはなく、内部の機器が水没することはないとうことです。
このように堅牢なシェルターですので、安心・安全に、そして長期に亘ってご使用いただけます。
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