技術のあれこれ

                  C形金物の歩み(連載第3、4回)
                 ――家屋にも優しい仕掛け――
                                          記事提供:樺ゥ倉製作所
                                                   2015.3.18

 ●C形金物の課題と進化!!
 C形金物をコーナー金物に取付ることで、恒久的な事故
対策の提案で一段落と思いきや、難題が出現!?
 出来るか出来ないかを悩むより、「出来るかもしれないから、挑戦するぞ!!」と、心を奮い立たせて臨みました。
 【外れないが簡単に外れる】と、矛盾するような課題を最初は気軽に考えていたが、時間の経過と共に難題に変わっていきました。「外れない」「簡単に外れる」は成り立たない!今までの観点からの物作りを振り返ってみたり、新たな観点から検討したが、納得する案は出ずじまい!!物作りの手順から考えると、まずは「外れ無い製品」を造ることから初め、試行錯誤を繰り返しました。そして、出来た作品を見直してみると、確かに外れない物だが、結果的には、簡単には外れそうにない物になってしまっていた。
 そこで、試行錯誤の結果、要求項目の検討順位を入れ替え、新たに検討再開!!
 
●まずは「簡単に外れる」形状から!
 従来からC形金物の取付は、ビスを使用して取付けられておりました。コーナー金物もビスを使用して金物本体に取付る方法を採用しました。
 そこで、「簡単に外せる」と言う観点からビスを使用しないで取り付ける方法は無いか?と発想を変えてみました。すると、意外にも機械的強度はともかく、取付構造の基本形状は簡単に出来上がりました。そこで、検討を進めていき現在の試作品段階の形状に行き着きました。
 現在外す際には、簡単な道具を使用しないと外せないが、簡単に外せると言う目的には沿っていると自己満足しております!?
 
●つぎに「外れない」を確認!
 そこで、試作品を改めて見直しました。
結果として、思った以上に外れにくさは確保出来ているように思います。そして、この形状を実現させるには、
 コーナー金物の基本形状を利用し、恒久的な把持力を確保しつつ、外れにくさを実現させるべく、試作を重ねております。又、実現には形状確保の為の加工寸法の限界との兼ね合いを工夫し、出来るだけ簡単な製造方法を確立する必要があると感じて得おります。
 

●今後の実現を目指します!

 コーナー金物形状に、外れ易さ形状を作成することは、基本的には出来ると思っておりますので、問題点を何とか乗り越えるように継続課題とさせて頂きます!

 C形金物に関する事故低減に取り組んできた当社としては、何としても実現を目指します
 

●何でもフリー?に該当する??


忘れてはならない課題が残っております!

そのために現在取り組んでいる開発品があります!!

課題とは、現在までに取付けられている「C形金物」
【外れ事故の可能性】がないとは言えないことです。

そこで、対応策として「C形金物が浮き始めたことが分かる警報具」を提案致します。
 


【機能原理は簡単】

 既存取付済みC形金物のビスを緩めないで、ワンタッチで取付ておき、C形金物が浮き始めると、可動板が落下し、遠方からでも見印が確認出来る構造です。


この製品の狙いは、C形金物が浮き始めれば、いずれは抜ける結果となり、事故を防止することを目的とした物です。
 

当該製品は、機能面よりは運用面・効果検証での課題が有ると感じておりますが、事故防止効果の可能性は十分考えられると思っております。

   何でもフリー?と言う観点から提案させて頂いております。